これら自動車の進歩は単なる移動手段としてのみならず、人類のエンジニアリングの進歩を示す重要な文化遺産に他なりません。
ですから、特に長い歴史を生き抜いてきた車たちは、その車が作られた当時の、その車を設計した偉大な先人たちの思いを汲み取り、可能な限り誕生したその時の姿をとどめておけるよう修復することが我々に課せられた使命であると考えています。
現代の車は各機構が高度にモジュール化され、人の手によらずコンピュータに通すだけで検査ができ、修理もユニットごと簡便に交換できてしまいますが、かつてはメカニックが知識と経験をもとにクルマと対話し、不具合は修理する、また今後発生するであろうトラブルを未然に防ぐ、そんな仕事をしていました。
我々は、自動車創成期のいわゆるpre-war car から20世紀の自動車を主たる対象として修理・修復を行うプロ集団です。
創業以来四半世紀を超える経験と技術の蓄積により、年代・国籍・車種を問わずレストア・メンテナンスを行い、様々な自動車が生き永らえるためのお手伝いをしてきました。
自動車は、適切な修理メンテナンスを行っていれば人よりも長く存在し続けることができます。私たちは、今その自動車を所有しているオーナー様はもちろんのこと、そのお車がその次世代にまで引き継がれ、数十年、100年先までその価値を毀損することなく、高い文化的価値を維持し、後世に伝え残していくことを使命とし、これからも歩み続けていきます。
1988年、当時クラシックカーでは有数の整備工場だった「ブガティック」に入社。
時期的にバブル景気と重った為、世界中のクラシックカーが日本に集中しており、特に著名なヴィンテージカーの多くを整備・修理し、経験を積む機会に恵まれた。
「ブガティック」で三年間経験を積んだ後、1990年9月「ブレシア」を設立、現在に至る。
ヴィンテージカーの修理・レストレーションにおいては日本有数の技術を持ち、その知見を買われクラシックカーイベントの技術支援、運営サポートにも数多く関わる、クラシックカー界の第一人者。
マロニエ・オートストーリー・フォーラム 代表
ジャパンクラシックオートモビル 実行委員
マロニエラン 実行委員
杉島 立也
MANAGER
196x年静岡県生まれ。ディーラーメカを経て2006年ブレシア入社。ロータスをはじめとしたブリティッシュライトウェイトスポーツを好む。
大塚 尚幹
MECHANIC
1977年栃木県生まれ。愛車は84年式2CV。
稲垣 成人
SALES
1981年茨城県生まれ。車好きの父親の影響でヴィンテージカーに傾倒し、2018年ブレシア入社。愛車は67年式ローバー2000、81年式ビートル。